IRIMALL Petit Gallery No.018 (トルコ) イリモール・プチ・ギャラリー

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One-shot in the world. (No.018) 世界の寸景
・・ 東西文化の交流接点 イスタンブールと 1976年11月 日本産業巡航見本市 JIFF (新さくら丸 イスタンブール寄港)
Turkey (Türkiye) トルコ

* Istanbul イスタンブール * 1976.11 Istanbul, Turkey 37-01

アジアとヨーロッパの接点にあるトルコのイスタンブール、歴史的なオリエンタル文化の香りを色濃く残す観光都市でもありました。 しかし、残念ながら昨年 2016年1月12日 ここでも自爆テロがおこり、2017年 現在 訪れることに躊躇せざるを得ない地域の一つとなってしまいました。 かって、1976年11月 日本産業巡航見本市 JIFF (Japan Industry Floating Fair in Nov 1976) 出展アテンドのため海外出張で訪れ、新さくら丸入港前に散策した時の写真を掲載いたします。 当方にとっては、初めての 1か月半あまりの中東 Middle East 出張でいろいろなエピソードもありました。 輸出振興を目的にした日本産業巡航見本市 JIFF (新さくら丸) は、1970年代の終りとともにその役割を終えました。今ではネット検索でもわずかな情報しかないことが分かりスナップ写真も掲載することにしました。

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初冬のイスタンブール、どこのイスラム寺院モスクでもミナレット (塔) は絵になります。
Istanbul, Turkey in NOV 1976
(現在の風景は、ネット検索して比較ご覧下さい)
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人々で賑わうガラタ橋 Galata 、魚を売る行商人もいました。
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トプカピ宮殿 (博物館になっている) Topkapi
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佐賀の伊万里焼も展示されていました。シルクロードを通り持ち込まれたものでしょうか。
刀剣類、映画「トプカピ」に登場する重要な財宝・大粒なエメラルドで飾った金の短剣、86カラットのダイヤモンド
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(左) ブルーモスク Blue Mosque (Sultan Ahmet Camii) (中) アヤソフィア Ayasofya
(右) バックにブルーモスク、40年前に座ったベンチ近くが自爆テロの現場 (2016.1.12) です。
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内部の装飾カラーがブルーが基調であることからブルーモスクと呼ばれている。床は絨毯が敷き詰められていた。

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(左1 左2) 映画のシーンには欠かせない有名なグランドバザール
(右) イスタンブール旧市街 ローマ帝国時代の水道橋 Valens Aqueduct (Valens Kemeri)
コンスタンティヌス大帝時代建設開始、ウァレンス帝がコンスタンティノポリス統治 378年完成


* JIFF (Japan Industry Floating Fair in Nov 1976) 日本産業巡航見本市 JIFF (新さくら丸) *
(1976年 東欧・中近東開催 : 1973年 オイルショック・オイルクライシス (Oil Crisis) があったことから中東開催が決まりました)

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(左) 中東の最初の寄港地イスタンブールに停泊する "新さくら丸" (JIFF Shin-Sakuramaru 1万3000トン)
(右) イスタンブール岸壁、奥に停泊する JIFF 新さくら丸
新さくら丸は世界に稀なエスカレーターのある船舶ですとキャプテンが自慢されていました。

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(左) JIFF 公式プレスコンファレンス (右) 招待日 FUJITSU ブースで対応 (東欧担当者撮影)
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(左) 東欧担当者が対応しているビジネスデーのブース (左2) 一般公開日 展示デモを楽しむ訪問者たち (東欧担当者撮影)
(右2) 子どもたちや青年に人気のカーステレオ (関連会社 TEN 出品) (右) 一般公開日 ブース全景 大勢の訪問者 (東欧担当者撮影)

(展示品の説明) ちょっと専門的になりますが、--
最先端のフル・デジタル構内用電話交換システム (Full-Digital EPBX : FETEX 400) を展示、三者通話・コンファレンス会話機能などができるシステム展示です。 FETEX 400 は、コンピュータ制御のデルタ・モジュレーション・サンプリング方式 (音声を差分サンプリングでデジタル化・コード化)、タイム・ディビジョン・スイッチング方式を採用した極めてコンパクトな電話交換システムです。

(参照 (左2) 中央 奥 (電話デモを楽しむ一番奥の客の向こう側) に上部白でモス・グリーンの本体 (冷蔵庫サイズ) がわずかに写っているのですが、隠れてしまっています。m(_ _)m)

(当時) 極めてコンパクトな最先端システムとは、FETEX 400 冷蔵庫サイズで容量 400回線です。
比較として、この数年前に東京電力本店・新築ビルに納入された国内最大級のクロスバー PBX (クロスバー・スイッチとリレーを採用した通信機器) 電話交換機は、800回線でした。 回線数では、冷蔵庫サイズの FETEX 400 (400回線) の 2倍ですが、機器の設置スペース・サイズは実に " 2011.3 福島第一原発事故でよく TV ニュースでも見られた東京・新橋の東電本店ビル" のワンフロアの約 4分の1 のスペースを占めていました。 又、ロジックがリレーで構成されているため、動作がガチャガチャ、スイッチがガシャガシャとまさに自動織機のような大きな音で稼働します。
いかに静かなコンピュータライズされたフル・デジタル電話交換システムが優れているのかお分かりだと思います。
営業としてちょっと自慢ですが、JIFF 展示の数年後には中東アラビア湾岸産油国・クウェート Kuwait とアラブ首長国連邦 U.A.E. の通信省・公社から FETEX 400 大量受注、納入し、かつ、その後 デジタル局用交換システム FETEX 150、PCM や光通信伝送システム、デジタル・マイクロ波無線システムなど各種先端通信システムを納入できる成果をあげることができました。
JIFF 展示では、出展企画、デモ機製造・据え付け・撤去などの業務には一切携わらず、最後の表舞台にだけ携わったいいとこ取りだった当方ですが、この実績でお役に立ち、裏方で活躍された方々に十分お応えできたものと自負しております。この場をお借りして、JIFF スタッフの方々含め、関係者皆様に感謝申し上げます。

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JIFF 開催終了後、帰国された日本産業巡航見本市協会の方から (当時) 東京タワー前の事務所を訪問するように連絡頂き、報告面談した時に頂いた記念のカフスボタンです。 余談ですが、協会の方から「高専卒 (現英名 National Institute of Technology, College) のアテンドはあなたが初めてです。」と言われました。多くの出展企業の中でも高専卒は当方ひとりで珍しく、かつ東京勤務で近いので呼ばれたのかなぁと思いました。 因みに、今年 2017.3 母校 (岐阜高専 現英名 National Institute of Technology, Gifu College) は、50期の卒業生を輩出し、同窓会設立 50周年記念を迎えました。


イスタンブールは、スパイ (エスピオナージ) やアクション映画には欠かせないロケ地です。 当方が、1963年 映画「007 ロシアより愛をこめて From Russia with Love 」のジェームス・ボンド (主演ショーン・コネリー) の様にロンドンからイスタンブールに到着し、シーンと同じ様にローカル空港 (イスターブル国際空港) の玄関を通ったことを、後になって映画を観て分かりました。 ローカル空港としたのは、水漏れでもあったのでしょうか、空港の床にはモスクの絨毯ではありませんが新聞紙がいっぱい敷いてあリ、その上をスーツケースを引張って歩いたからです。庄野真代さんの 1978年4月 人気曲のタイトルのごとく 「飛んでイスタンブール」、入国したのはローカル空港風国際空港でした。
ごく最近では、「ダ・ヴィンチ・コード」、2作目「天使と悪魔」の謎解きミステリー映画の続編、2016年 映画「インフェルノ Inferno 」のハーバード大学教授ロバート・ラングドン (主演トム・ハンクス) のクライマックス・ロケ地がイスタンブールのアヤソフィアにあるように装った地下貯水池でした。 当方は、アヤソフィア内部には入らず隣接のトプカピ宮殿 (博物館) に行きました。1964年 サスペンス・コメディー映画「トプカピ Topkapi」を観てからだったのか、帰国後観たのか記憶にありませんが、大粒のエメラルドがはめ込まれたゴールドの短剣が題材になっていたことだけが鮮明に残っています。

BD .. BD (import 北米版)
BD

今まで観た映画シーンにはなっていないのですが、ロケ地として使えそうなところをお教えします。それは、ガラタ橋付近から丘上の新市街中心部タキシム広場 Taksim Meydan (2016.7.16 軍によるクーデターで治安部隊と対峙、銃撃戦があった場所) に向かう坂の途中までの珍しい地下ケーブルカーです。当時は、乗車メダル・コインを購入してゲートを入るようになっていました。

日本産業巡航見本市 JIFF 関連では、新さくら丸が日本を出航する前に東京・晴海埠頭で展示のお披露目が 2日間あり、内 1日アテンドした時、なんと当時 日曜日の朝 OA の TV 番組 「兼高かおる世界の旅」のご本人・女優兼レポーター 兼高かおるさんを新さくら丸のキャプテンが案内されていましたので、当ブースの展示品の説明を簡単にさせて頂きました。
イスタンブール開催では、東欧担当者と交代する中東担当の当方とオーバーラップしての 2人アテンドでしたが、この後 エジプトからはひとりアテンドになり多忙となりました。
ということで、次回は公開日未定ですが、「エジプト・アレキサンドリアなど」です。

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